社員インタビュー

加工作業者を第一に考え、気配り目配りのできるエンジニアを目指したい。

加工部 CAD/CAM課 2010年新卒入社

田端健人

田端健人

風通しが良く、フラットな社風が魅力。



父が、自営で部品の設計をやっています。幼い頃から図面などが身近にあったことから、自分も将来は同じ仕事をやりたいと思い、CADの専門学校へ進学。そこで図面の見方や作図の方法を学びました。就職は学校で学んだことを活かしたいと思ったものの、世の中はリーマンショックで氷河期まっただ中。厳しい状況の中、学校に求人が来ていたのが当社でした。説明会に参加した時のことですが、場所を間違えて弥富工場に行ってしまったのです。本社に行く社員が二人いるとのことで、車に同乗させてもらいました。このお二人ともとても気さくに話をしてくれ、楽しい時間でした。こんなフレンドリーな雰囲気の会社ならと入社を決めたら、なんとこのお二人は、部長と課長だったと判明!驚きましたが、上層部がこんなに気さくな方なら、選択は間違っていなかったと確信しました。





一品一様。いかに作業しやすいかを考えたデータ作成。

現在は、加工部でCAMをメインにオぺレーターとして、大手自動車メーカーの車のドアやボンネットといった大型商品を担当しています。お客様から依頼を受けた加工品に、必要な図面や、無人加工用のデータを作成しています。すべてオーダー品で、一品一様。実際に現場の加工者のスキルやレベルに合わせて、必要とするデータを検討・作成しており、加工者がスムーズに機械加工を行えるように留意しています。また、無人加工用の加工データに関しては、作業の効率化や作業者の負担、ミスを減らすことにもつながっています。
常に心がけていることは、現場の作業者一人一人に合った加工手順や加工方法を明確にし、作業者の癖まで考えてデータに反映させることです。また、加工データを細部まで作成することで、夜間の無人加工時間を増やし、少しでも早く加工を終えられるよう意識しています。





緊張感から解放された瞬間の大きな達成感。


初めて自分で作成した加工データを使用して、実際に工場での機械加工が無事終わった時の、緊張から解放された安心感と、完成した達成感は、今でもはっきりと覚えています。この仕事のやりがいは、狭い経路など、作業のやりにくい部分に関しては、ミスが起こりにくいよう、最適なデータに調整するなど、自分で考えて進められるところです。細かな作業が多く、プレッシャーも大きいですが、その分お客様から、弊社の加工はキレイだと褒めてもらえた時は本当に嬉しいです。
一方で、工具が多種類あり、加工する場所に応じて、決められた工具を使用しなければなりません。加工データを作成する上で、工具の知識が重要になります。また、加工を行っていると、人為的なミスにより不具合が発生する場合があるため、図面をしっかり確認し、操作ミスが起こらないよう、数値間違いは念入りにチェックします。加工公差も0.01mm単位での精度が要求されますので、常に緊張の連続です。





エンジニアとしての幅を広げていきたい。

夢は富田鋳工所を、どんな加工でも任せられると言われる、世界一の企業にすることです!そのためにも、私はまだCAMメインの仕事しか関わっていませんので、機械オペレーターの仕事もできるようになりたいと思い、上司の教育を受けながら、覚えているところです。一方で、後輩も入ってきましたので、後輩にさまざまな知識や技術を教えています。教えることで、自分自身の振り返りにもなっており、確実に自己成長を実感しています。まだまだやりたいこと、できていないことがたくさんありますので、会社にも願い出て、幅広い視野をもったエンジニアになれるよう努めていきたいと思っています。そう言った意味では、当社はコミュニケーションが闊達で、上司と部下の壁があまりないので、何でも言いやすいですし、「やってみろ!」という雰囲気があるので、新しいことにチャレンジしやすい環境だと思います。

一日の流れ

  • 7:45

    出社

    車通勤。自宅からはわずか3分!ラジオ体操、掃除を行う

  • 8:00

    始業

    CAM、図面の作成、検査表のチェック、加工現場の視察など

  • 12:00

    昼食

    会社で注文するお弁当を食べる。その後はゲームなどで気分転換

  • 13:00

    午後からの業務

    午前中と同じく、社内業務

  • 17:00

    終業

    帰宅途中に夕食を買い、自宅で夕食。昆虫飼育が趣味で、レオパやサソリなどを飼っている