社員インタビュー

いつも実直に!お客様との良好な信頼関係が良品を作る。

T&P模型部 製造課長 2001年新卒入社

村上淳

村上淳

おもしろそう!その純粋な思いが入社の決め手に。


大学では法律を学んでいましたが、もともと車が好きだったので、メーカーや商社などを志望。しかし就職氷河期で、30社以上受けましたが、すべて不採用。途方に暮れていた時に、知人から当社の社長を紹介してもらいました。面接の時に、社長自ら不景気の世の中のことや、職人の高齢化など、なぜか悩みを話してくれ、最終的に「うちに来てくれないか」と言われたのが入社の決め手でした。学生時代に学んだこととは180度違いますが、おもしろそうと思えたことも入社の理由の一つです。





平面から立体へ。多岐にわたる製品の元を作る。

模型部では、客先からの製品の図面を見て、製造が可能かどうか、納期の検討をした上で、CAD/CAMを使って、平面の図面を発泡スチロールを使った立体に起こします。それを組み合わせて製品を作り、寸法や形状に問題がないかチェックをして、鋳造部や鋳造メーカーに出荷しています。たとえば我々が製作している型は、MRJの内装や医療機器、車のボディや工作機械を作るための土台となっています。発泡スチロールの型は、軽くて削りやすいので自由度が高く、しかも製作にかかる時間も短いことが利点です。入社してしばらく、図面が読めるまでとても苦労しましたが、10年経って、「よくこの図面を読み切ったね」と尊敬する先輩から言われた時は嬉しかったですね。





YESマンになるのではなく、良い製品を作るという思いに誠実に!


お客様からの要望を聞きながらも、良品を作るためには、疑問点はどんどんお客様に報告していくことが重要です。出てきた図面の寸法がおかしいと思った時は、指摘して変更してもらいますし、図面の内容では実際に製作できない場合には、どうすればできるか提案し、お互いに納得していい製品を作ることで、信頼関係を築いていけると思っています。どこまでも誠実に向き合う姿勢が求められるのです。その結果、複雑な図面を読み解いて、不具合なく製品を納品できた時や、厳しい要求にも対応できた時に、お客様から「富鋳さんに頼んでよかった」「富鋳さんにしか頼めない」と言われるようになり、お客様と一緒に作ってきてよかったと心から思うのです。





失敗を恐れず、まずはやってみる。

役職に就いて、部下の育成がメインの仕事になってきました。私がゼロから教えてもらって今があるように、後輩にも私が持っているすべての知識とスキルは渡していきたいと思っています。何がポイントなのか、それはなぜなのか、裏付けまでしっかりと理解してもらい、まずはやってもらいます。失敗も必要です。やるだけやってみなければわかりません。時には叱られることもあるでしょう。でも叱られたことと褒められたことは記憶に残るものです。振り返れば、私も叱ってもらえたことを、今感謝していますから。
意見の相違があれば、どんどん提案してください。経営陣も聞く耳を持った人ばかりなので、真剣に考えてくれます。みんなでやっていこう!という団結力の強さは当社の魅力であり、その力に後押しされて、ここまでやってこられたと実感しています。

一日の流れ

  • 8:00

    出社

    桑名から、車で30分。到着したら1日のスケジュールを立てる

  • 8:30

    業務開始

    製造現場に入るか、CAD/CAMを使っての製作

  • 12:00

    昼食

    会社のお弁当を食べる

  • 13:00

    午後の業務

    午前中からの業務の続き。事務作業

  • 19:00

    帰社

    2人の小学生の子どもたちと遊ぶ